- 中国西部の新疆ウイグル自治区で、3700~3900年前の岩絵の調査が始まった。
- 岩絵の具体的な場所は博爾塔拉蒙古自治州温泉県の山のふもとにある。
- 岩絵にはオオカミ、ウマ、シカ、北山羊のほか、古代の人が猟犬と猟に出かける場面も描かれている。
- 中国は2010年から岩絵の調査と保護作業を行っており、2015年には352カ所の岩絵を発見した。
- 今年は周囲5平方キロの範囲内の岩絵と100カ所以上の壁画遺跡を調査、記録、保護する計画。
3000年前 新疆の天山にグラフィティアート?
【8月19日 CGTN Japanese】今から3700~3900年前の岩絵の様相を究明する作業がこのほど中国西部の新疆ウイグル自治区の天山山間地帯で始まりました。≫続きを読むソース:https://www.afpbb.com/articles/-/3476912
3700~3900年前の岩絵の様相を究明するため、自治区内の山岳地帯で作業が行われています。 岩絵の具体的な場所は、博爾塔拉蒙古自治州温泉県の山のふもとにある阿敦喬魯墓地周辺です。岩絵の題材は多様で、オオカミやウマ、シカ、北山羊などの動物の姿が生き生きと描かれています。また、古代の人々が手に弓を持ち、猟犬と一緒に狩りに出かける場面も描かれています。 中国は2010年からこの地域の岩絵の調査と保護作業に取り組んでおり、これまでに120カ所の岩絵が確認されました。さらに2015年には352カ所の岩絵が発見されました。今年は、周囲5平方キロの範囲内にある岩絵の調査、記録、保護を行うとともに、天山山間地帯に分布する100カ所以上の壁画遺跡についても衛星測位・マーキングを行う予定です。 岩絵は、遠い昔の人々の生活や文化を垣間見る貴重な資料です。このような文化財を調査・保護することは、歴史の継承と文化の多様性を尊重する上で重要な活動です。中国がこのような取り組みを行っていることは素晴らしいと思います。岩絵の調査結果や保護活動の進展について、今後の報道にも注目していきたいと思います。