- 福建省の沿海地域で台風9号と11号が続いており、風速が非常に強い
- 長江三峡集団の福建エリア洋上風力発電所では、世界初の出力16メガワットの洋上風力発電ユニットが24時間稼働し続けている
- 洋上風力発電ユニットは、最大風速23.56メートルに耐えられる設計となっており、風力発電所に台風が与える影響を利得型と破壊型の2種類に分類
- 台風通過への対応策として、事前に遠隔台風対策シミュレーションを行い、運行モードの切り替えや風車の向き調整などを行った
- 発電量は1日当たり38万4100キロワット時に達し、世界記録を更新
中国の洋上風力発電ユニット 台風との「相乗効果」で1日当たり発電量の世界記録更新
【9月7日 CGTN Japanese】中国南東部、福建省の沿海地域では連日、台風9号と11号による強風が続き、中国の発電大手、長江三峡集団の福建エリア洋上風力発電所では1日、最大風速が秒速23.56メートルに達しました。≫続きを読むソース：https://www.afpbb.com/articles/-/3480602
特に注目すべきは、長江三峡集団の洋上風力発電所が24時間フル稼働を続け、世界記録を更新したことです。台風による影響は利得型であり、風力発電所のメンテナンス担当チームが機知に富んだ対応を行ったことが成功の要因とされています。また、洋上風力発電ユニットの開発チームが台風対策を施し、最大瞬間風速75メートルに耐えられる設計を行ったことも注目に値します。中国の風力発電技術の進歩と、台風への対応力の高さに感銘を受けました。