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【衝撃】ロシア空軍の有人機、ヘリコプターの21.7%が自損事故で墜落!

  • ウクライナ侵攻後、ロシア空軍の有人機とヘリコプターのうち、5機に1機以上が自損事故で墜落していた。
  • 墜落の原因は操縦ミス、友軍の攻撃、組織的な機能不全など、複数の要因が絡んでいる。
  • ロシア軍は侵攻開始から8月17日までに少なくとも221機の有人機とヘリを失った。
  • ウクライナ軍の公式発表では、ロシア軍は有人機315機、軍用ヘリ314機を失ったとされている。

ロシア軍機の墜落、5機に1機は「自損」と判明(本誌調べ)

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<ロシアが誇る航空戦力が使い物にならない実態が明らかに> ウクライナ侵攻開始後のこの1年半に破壊が確認されたロシア空軍の有人機とヘリコプターのうち、5機に1機以上は「自損事故」で墜落していたことが、本誌が集計したデータで分かった。 <動画>ロシア軍機の悲惨な墜落映像3選 ロシア軍が国境を越えてウクライナに侵入した2022年2月24日〜2023年8月17日までに、ジェット機、ヘリ、輸送機などロシア軍の有人機の確認された墜落件数の21.7%は、操縦ミス、友軍の攻撃、ウクライナ侵攻に直接関係のない事故など、ロシア空軍の組織的な機能不全に起因するものだった。 ロシア軍機が訓練中など自軍のミスで墜落する確率が際立って高いのはなぜか。専門家によれば、いくつかの複合的な要因が絡んでいる。不十分な点検・整備、パイロットの訓練不足、安全対策の不備など、運用に問題があることは言うまでもないが、それだけではない。 本誌は公開情報分析(OSINT)サイトのOryxで墜落が確認されたロシア軍機の数を確認。それとは別に、自軍のミスで墜落した軍用機の数(Oryxのリストにないものも含まれる)をロシア政府の発表と地元メディアの報道を突き合わせて独自に集計した。 スホーイやミグ、攻撃ヘリのアリゲーターも Oryxのデータによれば、侵攻開始から8月17日までにロシア軍は有人機とヘリ186機を失ったことが確認されている。うち13機は「非戦闘時」の墜落によるものだ。これに対し本誌が突き止め、メディアの報道で確認した、戦闘以外の理由で失われたロシア軍機は8月17日時点で少なくとも48機に上る。その中にはスホーイSu25戦闘攻撃機7機、ミグ31超音速迎撃機4機、ロシアが誇るKa52偵察攻撃ヘリ「アリゲーター」3機が含まれる。 この48機には、ウクライナ軍が撃墜した有人機とヘリは含まれない。 Oryxのデータでは、この1年半の戦闘で、画像などで視覚的に墜落が確認されたロシア軍機は、戦闘機78機、戦略爆撃機2機、空中指揮管制機2機、輸送機2機、それにヘリが102機で、合計186機に上る。これに加え、本誌の独自調査で有人機17機、ヘリ18機の墜落が確認されたため、ロシア軍は少なくとも221機を失ったとみていい。 ウクライナ軍の公式発表では、この数字はもっと多い。8月17日時点でロシア軍は有人機315機、軍用ヘリ314機を失ったとされているが、本誌はこれを確認できなかったため、Oryxと独自のデータに基づいて敵の攻撃以外の理由で墜落したロシア軍機の割合を算出した。 ===== それによると、221機のうち少なくとも48機、つまり21.7%は戦闘に関係なく墜落したとみられる。内訳を見ると、ジェット戦闘機など有人機墜落の26.7%、軍用ヘリ墜落の17.5%は自軍のミスによるものだ。 戦闘中、非戦闘時に関わらず、報告されていない墜落もあり(その一部はこの後も伏せられたままだろう)、実際には自軍のミスで失われたロシア軍機の割合はもっと多いとみられるが、確認された割合だけでも、ロシア空軍の劣悪な整備・訓練状況が見て取れる。 訓練中の事故は完全には避けられないし、想定内ではあるが、人命が関わるため、まともな軍隊なら犠牲を最小限に抑えるための安全策を講じると、ハーグ戦略研究所(HCSS)の戦略アナリスト、フレデリク・マーテンズは本誌に語った。「ロシア軍には経験を積んだパイロットが決定的に不足している」 ウクライナ侵攻以前から、ロシア軍はパイロットの基本的な訓練すら十分に行っていなかった。そのため侵攻開始段階では、ジェット戦闘機の保有数に比べ、経験を積んだパイロットの数がはるかに少なく、兵士たちはNATOの訓練基準の半分程度の飛行時間で作戦遂行を命じられたと、マーテンズは指摘する。練習機の不足も侵攻前から深刻だったという。 「NATOのパイロットは高度な練習機を使って、操縦訓練を重ねるだけでなく、他のパイロットたちと複雑な作戦の訓練を行うが、それに比べ、ロシア軍のお粗末さは目も当てられないほどだ」 指導教官が実戦に 地上戦の泥沼化に伴い、ロシア空軍の未熟なパイロットの出番が増え、ウクライナ軍に撃墜されるケースも激増。ついにはパイロット養成の指導教官が実戦に駆り出されるありさまとなった。 「指導教官が新入りの兵士を訓練できる時間がさらに減り、ますます事故が起きやすくなった」 ロシア空軍はパイロットが足りないから人員を補充しなければならないが、人を集めてもまともな訓練ができないというジレンマに陥っていると、マーテンズは言う。 おまけに保有機の整備も不十分で、安全対策に疑問がつきまとう。パイロットの未熟さに加え、これらの要因が重なって、敵にやられる前に自滅するケースが異常に多くなっていると、マーテンズはみる。 終わりの見えない消耗戦の心理的プレッシャーも事故の多発を招くと、同じくHCSSのアナリストのポール・ファンホーフトは指摘する。致命的なミスは、「兵士たちが長期にわたって極限的なストレスにさらされているときに起きるものだ」。 本誌はこの問題についてロシア国防省にメールで見解を求めている。 ===== <動画>ロシア軍機の悲惨な墜落映像3選 急旋回の後、住民が見物するなか真っ逆さまに 炎上し、火の玉になってももがき続ける 対空砲を数発食らったSu-57の悲惨
ソース:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/08/51-8.php
  1. 驚くべきことに、ウクライナ侵攻開始後の1年半で、ロシア空軍の機体のうち5機に1機以上が自損事故で墜落していたというデータが示されています。この統計から、ロシア空軍の組織的な機能不全が明らかになっています。 記事では、墜落の原因として、不十分な点検・整備、パイロットの訓練不足、安全対策の不備などが指摘されています。しかし、それだけではなく、複合的な要因が絡んでいるとも言われています。 報道によれば、ロシア軍は侵攻開始から8月17日までに186機の有人機とヘリを失ったとされています。さらに、戦闘以外の理由で失われた機体も少なくとも48機あります。これには、スホーイSu25戦闘攻撃機やミグ31超音速迎撃機、Ka52偵察攻撃ヘリ「アリゲーター」などが含まれています。 このような報道は重要であり、問題解決に向けた取り組みが必要であると感じました。

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