太空垃圾清除実証衛星「ADRAS-J」の打ち上げが延期、火箭発射失敗の影響

• 宇宙ゴミ除去事業の商業化を目指すAstroscaleが、ゴミ除去のための観測技術を検証する衛星「ADRAS-J」の打ち上げを延期した。
• アメリカのロケットが他の衛星の打ち上げに失敗したため、ADRAS-Jの打ち上げが延期となった。
• この衛星は、実際の宇宙で漂っているロケットの残骸に接近する初めての試みであり、注目されている。
• AstroscaleのCEOは、最長でも来年3月までに実現することを目指すと述べた。
• 衛星は、日本が2009年に打ち上げたH2Aロケットの第2段（長さ約11メートル、直径約4メートル、重量約3トン）に数メートルの距離まで接近し、回転と損傷状態を観測し、全体像を撮影する予定。
• 成功すれば、実際の除去に向けた検討フェーズに入るという。
• 人工衛星の使用は通信や気象観測などの分野で増加し続けており、ロケットの打ち上げも増加しているため、宇宙ゴミも増加している。
• この宇宙ゴミは、運用中の衛星に衝突する危険性が指摘されている。
• ADRAS-Jは、米国の「ロケットラボ」社の「エレノア」ロケットでニュージーランドから打ち上げられる予定だったが、その打ち上げが9月19日に失敗したため、調整が必要となった。

日企观测太空垃圾的实证卫星延后发射

　　【共同社9月26日电】致力于实现太空垃圾清除业务商业化的创新企业“Astroscale”26日发布消息称，面向清除的观测技术实证卫星“ADRAS-J”发射时间较原定的11月延后。该公司表示，这是因为原定搭载该卫星的美国火箭发射其他卫星失败了。 　　这将是全球首次尝试让卫星接近实际漂浮在太空中的火箭残骸，受到了关注。首席执行官（CEO）冈田光信在记者会上介绍说，力争最晚明年3月实现。 　　根据计划，该卫星将靠近至距离日本2009年发射的H2A火箭15号机第2节（全长约11米、直径约4米、重约3吨）数米处，观测旋转和损伤状态，拍摄全貌。如果成功，就进入为实际清除展开讨论的阶段。 　　近年来，人造卫星在通信和气象观测等领域的用途扩展开来，使用火箭的发射数量激增。同时，太空垃圾也持续增多，被指有撞上运用中的卫星的危险。 　　此次的实证卫星原计划使用美国“火箭实验室”公司的“电子”号火箭从新西兰发射升空。但该公司9月19日发射失败，需要进行调整。（完）