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【新刊】ソン・スンチョル著『韓日関係2000年、和解の街角から』の内容と著者の専門性を紹介

  • 日本古代の弥生文化は、韓半島から日本列島にやって来た人々との出会いから始まった。
  • 大和政権は高句麗・百済・新羅・伽耶から渡ってきた人々の加勢で成長し、古代国家を完成させた。
  • 江原大学名誉教授で韓日関係史の専門家である著者は、出会い、敵対、共存、傷、和解という五つのキーワードで韓日関係の通史を記した。
  • 中世の日本は閉鎖的な対外認識のせいで高麗を敵対視し、高麗・朝鮮王朝もまた倭寇の略奪と壬辰倭乱に遭って日本に対する見方は良いものではなかった。
  • 近代に入って、日本の強占による植民支配は韓国人に深い傷を残した。
  • 光復後わずか20年で両国は国交を再開したが、半世紀が経過してもかみ合わないことが続いている。
  • 両国は結局、隣国として共存し、共生していかねばならない相手であって、両国の政治指導者らは反日・反韓感情をあおってはならない。

「結局のところ共存、共生していかねばならない相手」…歴史に見る韓日の未来

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【新刊】ソン・スンチョル著『韓日関係2000年、和解の街角から』(歴史人刊) 日本古代の弥生文化は、稲作の技術と鉄器を持って韓半島から日本列島にやって来た人々との出会いから始まった。大和政権は高句麗・百済・新羅・伽耶から渡ってきた人々の加勢で成長し、古代国家を完成させた。1475年、59歳の申叔舟(シン・スクチュ)は臨終の間際、国王の成宗に「願わくば、どうか日本との和親を失いませぬよう」と遺言を残した。 江原大学名誉教授で韓日関係史の専門家である著者は、出会い、敵対、共存、傷、和解という五つのキーワードで韓日関係の通史を記した。中世の日本は閉鎖的な対外認識のせいで高麗を敵対視し、高麗・朝鮮王朝…
ソース:https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/08/10/2023081080158.html
  1. この新刊の『韓日関係2000年、和解の街角から』は、韓日関係史の専門家であるソン・スンチョル氏によって書かれた注目すべき本です。著者は、韓日関係の通史を五つのキーワードで紐解き、出会い、敵対、共存、傷、和解という要素を通じて、両国の関係性を深く探求しています。 この本は、古代から現代までの韓日関係を包括的に網羅しており、特に中世の日本と高麗の関係や、近代の植民支配による傷の深さについて詳しく触れられています。また、著者は両国の政治指導者に対して、反日・反韓感情をあおることは避けるべきだというメッセージも発信しています。 この本は506ページにも及ぶボリュームのある内容ですが、著者の明快な文章と豊富な史料に基づいた研究が読者を引き込みます。韓日関係に興味を持つ人々にとって、この本は必読の一冊と言えるでしょう。 ソン・スンチョル氏の『韓日関係2000年、和解の街角から』は、韓日関係史についての深い洞察と客観的な分析を通じて、読者に新たな視点を提供してくれる優れた書籍です。

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