- 9月11日、日本国債市場で10年国債の利回りが約9年8か月ぶりの高水準となった。
- 日本銀行(日銀)の黒田東彦総裁がマイナス金利政策の終了を示唆したため、大規模な金融緩和政策の調整が予測されている。
- 市場関係者は黒田総裁の発言に驚いており、これまで金融緩和政策を継続する姿勢を示していたためである。
中国、トカマク装置「中国環流3号」で100万アンペアのプラズマ電流下で高閉じ込めモード運転を実現
- 中国の中核集団核工業西南物理研究院は、トカマク装置「中国環流3号」が高閉じ込めモード運転に成功したと発表しました。
- 「中国環流3号」は、100万アンペアのプラズマ電流下での運転を初めて実現しました。
- この成果は、中国の磁気閉じ込め核融合装置の運転記録を更新し、高性能プラズマ運転に向けた重要な一歩となりました。
- 高閉じ込めモードは、国際熱核融合実験炉(ITER)に採用されており、プラズマの閉じ込め性能を向上させることができます。
- 核融合エネルギーは、資源豊富で環境に優しく、安全性の高いエネルギーとして注目されています。
北朝鮮、建国75周年の軍事パレードを開催
- 平壌で建国75周年を祝う軍事パレードが行われた。
- 金正恩朝鮮労働党総書記や中国、ロシアの外交関係者が観覧した。
- パレードには民間防衛組織が参加し、ICBMなどの兵器は登場しなかった。
- 金氏は娘と共に出席し、中国の代表団と会談した。
- 習近平国家主席は金氏に祝電を送った。
- ロシアのプーチン大統領も祝電を送り、2国間関係の拡大を呼び掛けた。
フランスで日本食品の試食会が開催され、愛媛県の鰤魚(ぶり)刺身が大好評
- 日本食品の試食会がフランスのトゥールーズで開催された。
- 試食会では愛媛県の鰤(ぶり)の刺身が提供された。
- 寿司はヨーロッパで人気があるが、使われる海鮮は主にサーモンやマグロ。
- 試食会に参加した人たちは鰤の刺身の味を楽しんだ。
- 他にも青森県の焼きホタテや静岡県の皇冠メロン、群馬県の上州和牛を使ったビーフオンライスも提供された。
仲邑菫女流棋聖、来年から韓国での活動拠点に移転
要点を以下のようにまとめました:
- 女流プロ囲碁棋士の仲邑菫女流棋聖(14)が、来年から活動の拠点を韓国に移す意向がある。
- 仲邑女流棋聖は、すでに韓国棋院に棋士の登録を申請しており、認められると来年の3月から韓国で対局することになる。
- 彼女は、中国や韓国に対抗できるトップ棋士を育成するための推薦枠に選ばれたことで、10歳でプロ棋士になり、13歳11か月で女流タイトルを獲得するなど、若干ながらその才能を発揮してきた。
- これに伴い、彼女は日本のタイトル戦などには原則的に出場できなくなることになる。
- 日本棋院は、若く才能のある棋士がレベルの高い場所で戦うことを応援し、仲邑女流棋聖の決断に理解を示している。
G20首脳会議:インドがウクライナ問題での分断を乗り越える
- インドはG20サミットでウクライナ問題についての意見の相違があったが、最終的には全てのG20加盟国の支持を得ることに成功した。
- サミットの結果にはアメリカやイギリス、ロシア、中国などの主要な国々が賛同したが、ウクライナは不満を示した。
- インドは中国とも関係が良く、ロシアとも良好な関係を築いていたため、国々の対立意見を調整することができた。
- 声明文は、ロシアに対して責任を追及することなく、ウクライナの紛争が世界の食糧とエネルギーの安全保障に与える悪影響に触れている。
- 借金危機や再生可能エネルギーなど、他の重要な問題についても合意がなされたが、原油の使用削減については触れられていない。
- インドはグローバル南部の発展途上国の存在感を高めるため、アフリカ連合のG20への参加を推進した。
- 合意文書の作成は困難であり、サミット前から20日間、現地で5日間かけて合意に至った。
英議会職員のスパイ活動疑惑、英首相が中国に懸念を表明
- 英国の議会職員が中国のためにスパイ活動の疑いで逮捕された。
- イギリスの首相は中国の干渉に「非常に強い懸念」を表明した。
- 逮捕されたのは公務機密法違反の容疑で男2人。
- 逮捕された議会職員は保守党幹部とつながりがあり、中国のスパイだったとされる。
- 逮捕された2人は保釈金を支払い、10月まで保釈されている。
- 議会職員は英政府外交委員会の委員長ともつながりがあったとされる。
ロシアの統一地方選挙でウクライナ併合州で統一ロシアが勝利
- ロシアで統一地方選挙の投票が行われ、政府はウクライナ4州での統一ロシアの勝利を宣言しました。
- これに対し、ウクライナや西側諸国からは「偽の選挙」との非難が出ています。
- ウクライナ軍の無人機による攻撃を受けたため、投票所は移動式のものが設置されました。
- 政府は4州での統一ロシアの得票率が70%を超えたと主張しています。
- クリミア半島でも投票が行われました。
- 来年の大統領選では、プーチン氏の続投が予想されています。
- 一方で、批判勢力は亡命または収監され、ウクライナ侵攻を批判した市民も拘束されています。
ウクライナ軍、冬到来までにロシアに対する反転攻勢を進める
- ウクライナ軍の反転攻勢は冬に入るまでに約6週間の時間が残されている。
- 米軍統合参謀本部議長のミリー氏は、天候の悪化が戦闘に影響を及ぼすと指摘した。
- ミリー氏は、反攻作戦は6月初めから着実な進展をしており、まだ終わっていないと主張した。
- ウクライナ軍の反攻作戦はわずかな前進にとどまっているが、作戦は冬に入っても続くと述べられた。
北朝鮮キム総書記、ロシア訪問の発表なし 兵士たちとの記念撮影を報道
- 北朝鮮の国営テレビは、キム・ジョンウン総書記が閲兵式に参加した兵士たちとの記念写真を放送した。
- キム総書記は閲兵式で国家防衛の意志を示し、平和を守る意思を述べた。
- 北朝鮮のキム・ジョンウン総書記のロシア訪問に関する北朝鮮側の発表はまだない。
- 北朝鮮はロシア軍の楽団による祝賀公演を放送し、友好関係をアピールした。
「日米合同委員会、自衛隊・在日米軍施設の相互利用協定を倍増させる」
- 日本の自衛隊と駐日米軍施設の相互使用協定が10年前の約4倍に増加している。
- 「日米合同委員会」は、外交および防衛の責任者からなる協議機関であり、中国の海洋活動の強化を考慮して、自衛隊施設での共同訓練が増えている。
- 協議の詳細は非公開であるため、「秘密の協議」とされている。
- 地方政府と米軍の間には直接の窓口がないため、相互使用は加速している可能性がある。
- 日米地位協定では、日本が管理する施設とエリアを米軍が使用する際には、合意を委員会で得る必要がある。
- 2013年以降、防衛省が公表した建設や工事関連以外の施設およびエリアの使用協定を記録している。
- 協定の数は2013年の7件から増加し、2018年に28件、以降毎年20件以上(ただし2020年の新型コロナウイルスのため例外的に少ない)となっている。
- 協定の目的は主に日米の共同訓練で、2018年以降は自衛隊施設などの協定が毎年の約7割を占める。
- 特に近年、南西地域の協定が目立っており、鹿児島県の奄美駐屯地や沖縄県の那覇と徳之島にある陸上自衛隊の駐屯地との合同訓練協定が結ばれている。
- さらに、鹿児島県の鹿屋航空基地における米軍の無人偵察機「MQ-9」の1年限定配備協定や、那覇市の陸上自衛隊第15旅団と米軍普天間基地での訓練協定も結ばれている。
韓国トヨタ、亜州自動車大に電動車技術育成のための教育施設を設立
- 韓国トヨタ自動車が亜州自動車大学に電動車技術教育施設「レクサス・トヨタ電動化トレーニングアカデミー」を開設した。
- 同施設は韓国トヨタ自動車と亜州自動車大学の産学協力の一環で設立された。
- 施設は2階建てで実習場や講義室を備えている。
- 今年の2学期から「レクサス・トヨタ電動化トレーニング」の正規教育課程が開始されている。
- 修了生はトヨタ正規ディーラーへの就職支援や日本での研修機会が提供される予定。
- 韓国トヨタ自動車の社長は学生たちがトヨタの炭素中立に向けた電動化技術を学べることを期待している。
プーチン大統領、ウラジオストクを訪れ市内の警備態勢を強化
- ロシアのプーチン大統領が極東のウラジオストクを訪れる
- プーチン大統領は国際経済会議に出席する
- ウラジオストクでは警備態勢が強化されている
- プーチン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン総書記との首脳会談が検討されている
- プーチン大統領はウラジオストクの造船所を訪問し、都市開発に関する会議に参加する予定
- キム・ジョンウン総書記の訪問についてはプーチン大統領府はコメントを避けている
- プーチン大統領とキム・ジョンウン総書記による2回目の首脳会談の開催が注目されている
金正恩氏、ロシア訪問でプーチン大統領との首脳会談の可能性
- 北朝鮮の金正恩氏がロシアを訪問し、プーチン大統領と首脳会談を開く可能性があると報道されている。
- ニューヨーク・タイムズによれば、会談は東方経済フォーラムに合わせて行われ、兵器取引などが議論されるという。
- 沿海地方政府関係者によれば、金正恩氏は専用列車で平壌を出発する見通し。
世界遺産委員会、日本に関係国との対話を勧告する決議を採択へ
- ユネスコ世界遺産委員会は、日本の「明治日本の産業革命遺産」と関連し、関係国との対話を勧告する決議を採択する見通し。
- 日本は2015年に朝鮮人強制労働を含む「歴史全体」を伝えると約束したが、その後約束を守らず、批判を受けてきた。
- 世界遺産委員会の決議文の草案では、施設の解説戦略の改善や新たな証言の検討、関係国との対話を継続することが求められる。
- 今回の評価がもう一つの朝鮮人強制労働の現場である「佐渡島の金山」の世界遺産登録に影響を及ぼす可能性が高い。
- 佐渡金山はICOMOSの審査を受け、来年の世界遺産委員会で最終的な登録が決まる。
北朝鮮、建国75周年を祝う軍事パレードで金正恩総書記が出席し中国代表団と会談
- 北朝鮮で建国75周年を祝う軍事パレードが行われた。
- 金正恩朝鮮労働党総書記を含む外交関係者が観覧した。
- パレードには民間防衛組織が参加し、ICBMなどの兵器は登場しなかった。
- 金正恩は娘と共に出席し、中国代表団と会談した。
- 中国国営メディアによれば、習近平国家主席が金正恩に祝電を寄せた。
- ロシアのプーチン大統領も祝電を送り、2国間関係の拡大を呼びかけた。
米国、中国との対立を否定 – ベトナムとの歴史的な協定に署名
- バイデン大統領がベトナムと歴史的な合意に署名し、米国が中国の国際的影響力を抑制しようとしているわけではないと否定した。
- ベトナムとの包括的戦略的パートナーシップは、米国によるベトナムとの関係強化の最高潮であり、米国がアジアで中国の影響力に対抗するために重要な存在と見なしている。
- 米国とベトナムの経済的結びつきは今後さらに強まり、ビジネス取引や中国への依存度の低下につながる可能性がある。
- しかし、ベトナムは中国との関係の損ないを望んでおらず、米国との関係は単なる象徴的なものだとしている。
- ベトナムは中国に対して警戒感を抱いており、南シナ海での領有権問題が続いている。
BMW社、中国市場が重要であり、一層の協力を強調
- BMWのオリバー・ツィプセ社長は中国がBMWにとって非常に重要な市場であり、ビジネス訪問の重要目的地であると述べた。
- 中国はBMWにとって最大の単一市場であり、イノベーションの源泉でもあり、研究開発・デジタル化システムの最大の拠点である。
- BMWは中国のパートナーと積極的に協力し、寧徳時代新能源科技(CATL)と長城汽車との良好な関係を構築している。
- ツィプセ社長は、自動車分野では上流と下流の企業の協力が重要であり、BMWは孤軍奮闘を選ばないと述べた。
G20首脳会議、ウクライナ侵攻と気候変動で立場の違い浮き彫り
- 20か国・地域(G20)首脳会議がニューデリーで開催され、2日間の日程を終えた。
- ウクライナ侵攻や気候変動問題などをめぐり、加盟国間の立場の違いが浮き彫りになった。
- 首脳宣言には領土獲得に向けた武力行使を非難する文言が盛り込まれたが、ロシアへの直接の言及は回避された。
- ウクライナは宣言内容に不満を表明し、誇れる内容ではないと述べた。
- ロシアの外相は宣言がロシアへの言及を含まないことを外交的勝利と主張し、西側諸国のウクライナ化に向けた試みを阻止できたと述べた。
- 気候変動問題に関しては、再生可能エネルギーの増加目標が盛り込まれたが、石炭火力については段階的削減に向けた努力を加速するという表現に留まった。
- インドの首相はG20開催を自国の外交的な影響力の表れと考え、アフリカ連合の加盟が承認されたことを評価した。
G20首脳会議、ウクライナ侵攻と気候変動で対立激化
- G20首脳会議がニューデリーで開催され、終了した。
- ウクライナ侵攻や気候変動問題に関して、加盟国間での立場の違いが浮き彫りになった。
- 首脳宣言では武力行使を非難する文言が盛り込まれたが、直接的にロシアを言及しなかった。
- ウクライナは宣言内容に不満を表明し、「誇れる内容ではない」と述べた。
- ロシアは外交的勝利と主張し、宣言にロシアの言及がないことを強調した。
- 気候変動問題に関しては再生可能エネルギーの増加目標が盛り込まれたが、石炭火力の削減については具体的な言及がされなかった。
- インドの首相はG20開催を外交的な影響力の表れと考え、アフリカ連合のG20加盟を評価した。