福島原発の処理済み汚染水の海洋放出が韓国の漁業に影響か

• 日本の福島第１原発の処理済み汚染水の海洋放出が始まり、韓国では水産物の消費落ち込みに懸念が広がっている。
• 韓国の漁業生産は福島原発事故後に減少し、１４年以降は２年連続でマイナスを記録していなかった。
• 福島原発の汚染水放出が韓国の漁業生産に悪影響を及ぼす可能性がある。
• すでに日本産の魚介類の輸入は４カ月連続で減少している。
• 韓国政府は国内水産物の安全性を強調しており、漁業団体も声明を出している。

汚染水放出　韓国漁業生産への影響は？＝原発事故後は２年連続減

【ソウル聯合ニュース】日本で２４日、東京電力福島第１原発の処理済み汚染水の海洋放出が始まり、韓国では水産物の消費落ち込みに対する懸念が広がっている。韓国の漁業生産は２０１１年の福島第１原発事故発生の翌年と１３年に続けて減少したが、１４年以降に２年連続マイナスはなかった。汚染水の海洋放出開始が韓国の漁業生産に悪影響を及ぼす恐れもある。 　韓国統計庁の資料によると、沿岸・近海漁業、遠洋漁業、養殖業など漁業活動による生産量は１１年に３２５万６０００トンで前年比４．７％増加した。だが１２年（３１８万３０００