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ウクライナがロシアの支配から4つのガス掘削プラットフォームを取り戻したと主張

  • ウクライナは、クリミア半島に近い黒海北部の4つのガス掘削プラットフォームのコントロールをロシアから奪還したと発表。
  • 2015年にロシアがクリミアを違法に併合した直後に、ロシアはボイコ・タワーと呼ばれるプラットフォームのコントロールを取得。
  • 昨年以来、これらの戦略的な海域の支配権を巡る争いが続いていた。
  • ウクライナの軍事情報部が公開したビデオと声明によれば、特殊部隊がロシアの軍事装備を撤去する様子が映っている。
  • ビデオはBBCが検証できないが、イギリス国防省が8月27日にガスプラットフォーム周辺での「小競り合い」の存在をつぶやいていた。
  • 黒海北部の支配権を奪還することは、モスクワの支配力を弱めるために重要とされている。

Ukraine claims to retake Black Sea drilling rigs from Russian control

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The four strategically important oil and gas platforms were seized by Russia in 2015.
ソース:https://www.bbc.co.uk/news/66779639
  1. ウクライナがロシアから黒海の掘削リグを取り戻したと主張しています。特殊部隊がロシアの軍事装備を撤去する様子が映像で捉えられています。この地域は昨年から戦略的な水域の支配権を巡る争いが続いていました。ウクライナの軍事情報部が公開したビデオによれば、ウクライナの特殊部隊が黒海を渡る高速ボートで移動し、プラットフォームに上陸してロシアの供給物資やレーダー装置を撤去している様子が映し出されています。この作戦はドラマチックな展開があり、ロシアの戦闘機に対してウクライナの兵士たちが自衛のために奮闘している様子も映像に収められています。ウクライナの作戦の詳細は独立した検証ができませんが、イギリスの国防省がガスプラットフォーム周辺での「小競り合い」についてツイートしていたことから、この地域での争いが実際に起きていた可能性があります。北黒海の支配権を巡るこの見えない戦いは、両国にとって重要なものとされています。プラットフォームは貴重な炭化水素資源を保有しており、前進展開基地やヘリコプター着陸地、長距離ミサイルシステムの配置に利用できるとされています。ウクライナがクリミア半島を取り戻す意図を隠さずに示していることも注目です。ロシアの北黒海での情報収集能力を低下させることは、モスクワの支配力を徐々に弱めるために重要な要素とされています。

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