- 中国政府は東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を受けて、日本産の水産物の輸入を全面的に停止。
- 中国では日本製品の不買運動が起きており、嫌がらせ電話も相次いでいる。
- 柯隆氏(東京財団政策研究所主席研究員)によると、中国の対応は行き過ぎており、国民も過剰反応している。
- 中国失敗したゼロコロナ政策により失業率が上がり、経済の悪化に危機感を持つ地方幹部がいる。
- 地方政府は嫌がらせや不買運動に見て見ぬふりをしている可能性もある。
- 中国人は瞬間的な過剰反応をしやすく、不買運動の拡大が懸念される。
岸田氏と李氏、核廃水の処理方法で対立 – ASEAN峰会にて
- 日本の岸田文雄首相が、ASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議に参加するため、インドネシアに訪問しました。
- 岸田首相と中国の李克強国務院総理は、福島第一原発の処理水を海に排出する問題で対立し、言い争いが起きました。
- 岸田首相は、国際社会が広く理解しているように、ALPS処理水について説明し、国際原子力機関(IAEA)との科学的な協力を継続し、透明性の高い方法で国際社会に綿密に説明する意向を示しました。
- 報道によると、峰会で李克強氏は東京を非難し、岸田氏は科学的な対話を呼びかけました。
- 日本の外務省によれば、会議の前に岸田首相は李克強氏と短い会談を行い、中国による日本の海産物の輸入禁止を解除するよう要請しました。
- 李克強氏は日本がこの問題を責任を持って取り組むことを求め、周辺国や関係する利害関係者と十分に協議する必要があると主張しました。
- 岸田首相は北朝鮮のミサイル・核開発計画や2021年のミャンマークーデターに深刻な懸念を示しました。
- 李克強氏は米日韓が中国を遏制することを警告し、新たな冷戦を避けるために「陣営選びや対立に反対する」と述べました。さらに、「意見の相違を管理する」ことが誤解を解消する最も効果的な方法であるとも述べました。
韓国国務調整室の朴第1次長、東京電力福島第1原発汚染水海洋放出の対応について研究報告書を参考にしていないと説明
- 韓国国務調整室の朴購然(パク・グヨン)第1次長は、政府は東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出について政策決定に研究報告書を活用したわけではないと述べた。
- 政府系シンクタンクの研究報告書は対応戦略の樹立の過程で参考にされたが、決定の基礎とはなっていない。
- 報告書は韓国海洋水産開発院、韓国環境研究院、韓国法制研究院、韓国原子力研究院の共同作成であり、政策提案として海洋放出に反対する内容が含まれていた。
- 韓国政府は「汚染水」の呼称について、まだ変更の必要性はないとしている。
共に民主党釜山市党、福島原発汚染水の海洋放出に抗議し座り込みを開始
- 共に民主党釜山市党が福島第一原発の汚染水の海洋放出に反対し、座り込みを開始
- 釜山の18の地域委員会がテントを設置し、無期限座り込みが行われる
- 各地域委員会は汚染水の実体や海洋放出の問題点を説明するビラを配布し、署名を集める
- 共に民主党釜山市党は水産物消費促進キャンペーンも展開する
- 与党の国民の力釜山市党も水産物消費リレーキャンペーンを行っている
韓国国会、海洋放出問題と海兵隊兵士死亡事件に対する政府質疑を展開
- 韓国国会は外交・統一、安全保障分野の対政府質疑を行う
- 対政府質疑では東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出問題や海兵隊兵士の死亡事件捜査に対する圧力疑惑が取り上げられる
- 野党は日本の汚染水放出を「海洋主権の侵犯」と見なし、韓国政府の対応を批判する
- 与党は「怪談・偽ニュースの扇動」と反発し、科学的な検証と国内水産業の支援を求める
- 韓国政府側からは首相や外交部長官、統一部長官、国防部長官が出席する予定
日本政府、中国に対しRCEP協定を活用し水産物輸入禁止の撤廃を要求
- 日本政府は、中国政府による日本産水産物の輸入禁止に圧力をかけている。
- 日本政府は中国主導のRCEP協定を活用し、即時撤廃を求める討議の要請を行った。
- RCEPでは輸入禁止を取る国に対して撤廃を求めることができる。
- 日本政府はWTOに対して、中国による輸入禁止の撤廃を求める反論書面を提出した。
- 中国による水産物輸入禁止は日本に直接的な影響を与えており、7月の輸出額は前年同月比で23.3%減少した。
- 日本政府は被害対策として予備費の追加投入を決定し、総額1007億円を使う予定。
東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で日本が東南アジア支援を発表、日本と中国の対話も
- 日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係を強化するため、「日本-ASEAN包括的接続イニシアチブ」を発表。
- このイニシアチブは、南シナ海における中国の拡大的な野心に対抗するため、海洋の安全保障、サプライチェーンの強化、交通インフラの整備、デジタルネットワークの構築、電力供給、人材育成の6つの分野での連携と支援を提供する。
- 日本は東南アジア地域とのサプライチェーンを強化し、商品の安定的な供給と食糧安全保障を確保する。
- 日本はまた、東南アジア諸国の海上法執行能力を強化するための支援を行い、海上安全保障機関の訓練や巡視船の提供などを通じて、中国に対する抑止力を高める。
- 日本の首相岸田文雄は、中国の共産党指導部と接触し、福島第一原子力発電所のトリチウム含有廃水の海洋放出について説明し、理解を求めた。
- 岸田首相はASEANとの友好協力関係の50周年を迎えた今年、日本とASEANの協力関係を「包括的な戦略的パートナーシップ」に引き上げることを発表。
- 岸田首相は、東京で今年12月に日本とASEANの特別首脳会議を主催する予定であり、共に新たな時代のビジョンを提案したいと述べた。
- 中国が発表した「2023年版標準地図」には、台湾や南シナ海の島々が領土に含まれているため、東南アジア諸国はこれに強く反発し、抗議している。
- 専門家は、中国が南シナ海のほとんどの地域に主権を主張し続ける場合、中国は地域内の国家関係を損なうリスクを負い、東南アジアがますますアメリカとその同盟国に近づく可能性があると指摘している。
- 中国の南シナ海における主権請求は、将来的には中国にとってますます多くの損失をもたらす可能性があり、地域内の国家が経済・軍事力を増強するにつれ、「この辱めを忘れない」となり、アメリカ寄りになる傾向がある。
中国総理、日本の核廃棄物排水処理を批判
- 2023/09/07 00:30、「日経アジア」による報道。中国の李克強国務院総理と日本の岸田文雄首相が福島の処理水の太平洋への放出を巡って互いに非難し合った。
- Nikkei Asiaによれば、李克強はインドネシアのジャカルタで開催されたASEAN-plus-three首脳会議で、日本の「核汚染水」の放出を非難した。
- 新華社によると、李克強は、この問題が世界の海洋生態系に関わり、健康と安全に影響を及ぼすとし、日本に対し責任を持って対処し、周辺国と十分な協議を行うよう促した。
- 日本外務省の声明によると、岸田はIAEAの報告に基づき、福島の処理水は安全であり、科学的な観点から何の問題もないと強調した。
「米WC-135、中国の輻射測定に参加?核偵察機が黄海と東海へ飛行」
- 福島第一原発から放出されるトリチウム入りの廃水の海洋放出が始まったことに中国が反日感情を高めている。
- この中日関係の緊張が高まっている時に、アメリカも中国の放射線測定を手伝うために「不死鳳凰」というWC-135核偵察機が中国の黄海と東海に飛び入り偵察を行った。
- WC-135は、核兵器爆発後の情報収集のためのアメリカ軍の機種であり、大気中の放射性微粒子を収集する特別なフィルターやサンプラーを備えている。
- 中国では最近放射線計測器の購入が流行っているが、「アメリカの超大型空中放射線計測器がやってきた」と冗談めかして言及されている。
岸田首相、中国との排水処理問題で対立 東アジア首脳会議で激論
- 日本首相岸田文雄が東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓(ASEAN+3)首脳会議に参加した。
- 岸田首相は福島第一原発の処理水の海洋放出について、国際基準と安全対策を遵守した上で実施する考えを表明し、「中国が日本水産品の輸入全面停止を行ったことは極端な行為だ」と批判した。
- 一方、中国の李克強首相は海洋への排出が健康に関わると反論し、「核汚染水」の処理方法について、日本や関係国を含む利害関係を持つ国々と対話し、責任ある対応を求めた。
- ASEAN+3は経済や国際情勢について具体的な協力を協議するメカニズムであり、岸田首相は今後も各国との協力を深める意向を示した。
- 李克強首相は相互理解と信頼を築くために真摯な対話が必要であり、勢力均衡や新たな冷戦に反対し、日米韓による包囲を抑制することが重要であると述べた。
東アジア地域の繁栄を図るため10+3協力の強化に臨む
- 中国の李克強国務院総理が印度ネジAにて開催されたASEAN+3首脳会議に参加。
- 李総理はASEAN+3の10カ国の団結を主張し、地域の発展と繁栄を共に推進することを強調。
- 李総理は世界が新たな変動期に入り、地域の協力を最優先にして発展を進めるべきであると主張。
- 李総理は「10+3合作工作計画」の実施を通じて、地域経済一体化、産業連携、科技イノベーションを推進することを提案。
- 李総理は日本の福島原発汚染水の海洋放出に関して、日本が国際的な義務を忠実に果たすべきと述べた。
- 会議は「電気自動車エコシステムの発展に関するASEAN+3首脳宣言」を承認。
- 会議には吴政隆などが出席。 +
首相岸田文雄、中国国务院総理李強との会談で日中関係の構築を確認
- 日本の外務省によると、岸田文雄首相と中国の李克強国務院総理大臣がASEAN日中韓首脳会議前に短い会談を行った。
- 岸田首相は、建設的かつ安定した日中関係の構築の重要性を強調し、明日の立場を述べるために東京電力福島第一原子力発電所の廃水について議論した。
「熊の出没による人的被害が54件、過去最多を記録- 環境省が都道府県に警戒呼びかけ」
- 今年4〜7月の熊による人傷害事件は54件となり、2007年以来の最高記録を更新。
- 熊の出没事例は2019年と2020年と同水準であり、被害が増加する秋季に備えて、環境省が都道府県に警戒を呼びかける通知を発出予定。
- 岩手県が15件で最も多くの人傷害事件が発生し、次いで秋田県が9件、福島県が7件。
- 北海道では3件の人傷害事件と1件の死亡事故が報告された。
- 出没事例は4〜7月に7967件あり、2019年の8231件と2020年の7945件とほぼ同程度。
- 橡子の欠如が熊の出没をさらに増加させる可能性があるため、環境省は警戒を呼びかけている。
- 北海道では市街地での熊の出没が増加しており、関係機関と警察が連携し、対応訓練や人傷害事件時の警報を実施している。
- 北海道以外の九州と沖縄は熊が生息していないため、調査の対象外。
中国大陸への日本水産品の輸出が7割減、福島原発事故の影響が響く
- 日本は2022年7月の中国への水産物輸出額が77億円であり、前年同期比で23.2%減少した。
- 中国の福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出が開始されたことに伴い、放射性物質の検査が強化された結果、水産物の輸出額が減少した。
- 特に、活アサリやマグロの輸出額が減少し、通関が遅れた可能性がある。
- 中国への農林水産物および食品の総輸出額は225億円であり、前年同期比で20.8%減少した。
- 香港への水産物輸出も11.0%減少し、農林水産物および食品の総輸出額も2.9%減少した。
- 全体として、2022年7月の日本の総輸出額は前年同期比0.03%減少の1178億円であり、水産物の輸出額は2.5%減少した。
- 日本の2022年の中国への農林水産物および食品の総輸出額は2782億円であり、首位を占める。
- 日本政府は2023年度予算から207億円を拠出し、水産関係者を支援する措置を行うことが決定された。
- すでに80億円の基金も用意されており、総額1007億円が投入される。
中国、福島処理水問題に対し日本産水産物輸入全面停止
- 中国政府が福島第一原発の処理水の海洋放出を受けて、日本産の水産物の輸入を全面的に停止。
- 中国からの嫌がらせ電話や日本人学校への襲撃などの事件が発生。
- 中国政府は処理水を「核汚染水」と呼んで放出に反対し、日本での問題意識よりも中国社会での関心が高まっている。
- 中国政府は強い姿勢で対応せざるを得ず、外交の選択肢が狭められる。
- 中国の意図は日本を揺さぶることであり、日本産水産物の全面禁止などの措置をとっている。
福島県産品の魅力を推介、EUで招待会開催
- 比利時で行われた日本の酒と食品のPRイベントに約200人が参加。
- 福島県産食品の輸入制限が撤廃された経緯を説明。
- 福島県知事が講演し、福島の復興を強調。
- イベントでは、福島県産の酒も試飲できるコーナーが設置された。
- 日本のEU大使が東京電力福島第一原発の排水処理の科学的根拠を強調。
- 比利時のEU委員会職員も制限撤廃を歓迎し、日本食品市場の拡大を期待。
日本の外相、エジプトとの協力強化を確認
- 日本の外相林芳正が中東を訪問中で、エジプトの外相と会談し、両国の関係を深化することを確認した。
- エジプトは中国とロシアなどで構成されるBRICSフレームワークに参加することを決めた。林芳正は国際法に基づいた国際秩序の維持の必要性を強調した可能性がある。
- 林芳正はエジプトの地域の安定への重要な役割を認め、会談でスーダンの情勢やパレスチナ問題の議論が行われたこと、また東京電力福島第一原子力発電所の処理水排出に関する日本の対応に理解があることを明らかにした。
- エジプトは中東と北アフリカ地域で最も人口の多い国であり、日本の安倍首相は4月にエジプトを訪問し、エジプトの大統領と会談し、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に引き上げることで合意していた。
- 林芳正の訪問は、この協力を具体化する意図がある。
- 林芳正はエジプト外相と会談する前に、チュニジアの外相とも会談した。
岸田首相、東南アジアとG20で福島廃水排水を要請
- 日本首相岸田文雄は、ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議に参加するため、5日にインドネシアへ出発した。
- ASEAN首脳会議で、福島第一原子力発電所のトリチウム含有水の海洋放出に対して各国の理解を求める予定。
- その後、岸田首相は20カ国・地域(G20)首脳会議に参加するため、インドへ移動する。
- 中国の習近平国家主席が出席するG20首脳会議で、中国の李克強国務院総理と個別に会談するか注目されている。
- 日本外務省は中国が日本の水産物の輸入を禁止したことに対し、WTOに抗議した。
- 日本はまた、中国が尖閣諸島を含む新しい地図を公表したことにも厳重に抗議した。
- 福島第一原発のトリチウムの排出量は中国の秦山原発の10分の1であるとし、中国の輸入禁止措置は科学的根拠がないと主張している。
- 日本は中国との問題を解決するため、RCEP(地域包括的経済連携)協定に基づき、話し合いを速やかに行うよう中国に要請している。
- 岸田首相は中国との関係悪化を防ぐため、むやみな対立を避けるために、WTOへの提訴は慎重な姿勢を取っている。
- 日中関係の友好的な公明党代表の山口那津男氏が中国への訪問を試みたが、拒否された。
- 岸田首相はインドネシアとインドでの会議で、福島第一原発のトリチウム含有水の海洋放出の安全性について説明し、各国の理解を得たいと考えている。
- 岸田首相は、中国の習近平国家主席との個別会談に関しては、現地での開催や会談の内容が未定であると述べた。
福島空港、来年3月から台北との直行便開設へ
- 福島空港は、東日本大震災後初の定期国際便を開通する予定。
- 福島県と台湾のLCC、Tigerair Taiwanが利用促進と交流拡大を目指し、合意書に署名。
- 来年1月からは福島と台湾の間でチャーター便が運行され、定期便の可能性も検討されている。
- Tigerair Taiwanの代表は福島空港での署名式に参加し、福島第一原発の処理水の海洋放出について「安心して福島を訪れてほしい」とコメント。
- 福島空港は震災前には中国大陸と韓国との定期便を運行していたが、原発事故の影響で停止された。
岸田首相、ASEAN首脳会議出席のためインドネシアに到着
- 日本の岸田文雄首相が東南アジア諸国連合(ASEAN)に関連する首脳会議に出席するため、インドネシアに到着した。
- 岸田首相は、ASEANとの首脳会議で、「自由で開かれたインド太平洋地域」の実現に向けた協力関係を強化するため、協議を行う予定。
- 岸田首相は、一連の会議や各国の首脳との二国間会談で、東京電力福島第一原子力発電所から海への処理水放出の安全性を説明し、理解を求める計画。
- 岸田首相は中国の李克強国務院総理との公式会談について、「未定の状態」であると述べた。
- 岸田首相はインドネシアへの出発前に、報道陣に対して海への処理水放出について、「透明性を持って国際原子力機関(IAEA)と協力しながら対策を講じている。理解を得るため最大限努力する」と述べた。
- 岸田首相は、ASEAN首脳会議で、海洋協力とサプライチェーンの強化を中心とした「包括的な相互連結イニシアチブ」について説明し、また、日本円融資による約2兆8000億円(約1388億元)の交通基盤整備プロジェクトを実施し、今後3年間で5000人の人材育成支援を発表する予定。
- ASEAN+3(日中韓)首脳会議では、岸田首相が李克強総理と会談することが予想されており、李総理が処理水放出を非難した場合、岸田首相は科学的根拠に基づく議論を求めるだろう。
- 岸田首相は9日から10日にかけて、インドで開催されるG20首脳会議にも出席する予定。G7の議長国として、5月の広島サミットの成果を踏襲し、規則ベースの自由で開かれた国際秩序の維持と強化、ロシアによるウクライナへの攻撃への支援など、議論を進める予定。
- 岸田首相は現地での国内外記者会見を10日に開き、11日に帰国する予定。