- 中国江蘇省塩城市の黄海湿地が世界自然遺産に登録された。
- 黄海湿地は世界最大のタンチョウの越冬地であり、絶滅危惧種17種の生存を支えている。
- 湿地の保護率は62%であり、国際的に重要な湿地保護区と湿地公園が存在する。
- 鳥類や野生動物の動態や環境をモニタリングするために専門家やボランティアが活動している。
中国大陸への日本水産品の輸出が7割減、福島原発事故の影響が響く
- 日本は2022年7月の中国への水産物輸出額が77億円であり、前年同期比で23.2%減少した。
- 中国の福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出が開始されたことに伴い、放射性物質の検査が強化された結果、水産物の輸出額が減少した。
- 特に、活アサリやマグロの輸出額が減少し、通関が遅れた可能性がある。
- 中国への農林水産物および食品の総輸出額は225億円であり、前年同期比で20.8%減少した。
- 香港への水産物輸出も11.0%減少し、農林水産物および食品の総輸出額も2.9%減少した。
- 全体として、2022年7月の日本の総輸出額は前年同期比0.03%減少の1178億円であり、水産物の輸出額は2.5%減少した。
- 日本の2022年の中国への農林水産物および食品の総輸出額は2782億円であり、首位を占める。
- 日本政府は2023年度予算から207億円を拠出し、水産関係者を支援する措置を行うことが決定された。
- すでに80億円の基金も用意されており、総額1007億円が投入される。
「中国で白酒入りコーヒーが大人気に!限定品が一時的に売り切れ状態に」
- 貴州茅台酒と瑞幸珈琲がコラボして、白酒をベースにしたフレーバー入りコーヒーが発売された。
- このコーヒーはアルコール度数1%以下で、価格も20元以下とリーズナブル。
- 中国のSNSでは話題となり、注文が集中しすぎたため新規の注文受け付けが打ち切られるほどの人気となった。
「ロシア軍の砲兵部隊、兵站の弱さから量から精密攻撃への転換を強いられる」
- ロシア軍の砲兵部隊は兵站の弱さに苦しんでおり、戦況の悪化により従来の戦術から精密攻撃への転換を進めている。
- ロシア軍は従来、砲撃の量に依存していたが、砲弾の不足、兵站の弱さ、砲撃位置の探知と砲身の摩耗により量の攻撃の効果が減少している。
- ロシア軍は精度を重視し、クラスノポール152mmレーザー誘導弾の使用順位を上げ、ドローンの使用を増加させている。
- 訓練の質の向上が必要であるが、ロシア政府は部隊の増強を優先しているため、訓練の課題は困難なものとなっている。
- 砲撃に対するアプローチの変化は砲弾の数が限られていることに由来し、ロシアは精密弾の数を増やすことができないという制約がある。
中国、福島処理水問題に対し日本産水産物輸入全面停止
- 中国政府が福島第一原発の処理水の海洋放出を受けて、日本産の水産物の輸入を全面的に停止。
- 中国からの嫌がらせ電話や日本人学校への襲撃などの事件が発生。
- 中国政府は処理水を「核汚染水」と呼んで放出に反対し、日本での問題意識よりも中国社会での関心が高まっている。
- 中国政府は強い姿勢で対応せざるを得ず、外交の選択肢が狭められる。
- 中国の意図は日本を揺さぶることであり、日本産水産物の全面禁止などの措置をとっている。
日本政府高官、岸田首相と李総理との会談が東盟会議前に行われる
- 日本政府高官は、日本の首相である岸田文雄と中国の国務院総理である李強が、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓首脳会議の前に接触したと明らかにしました。
- 接触の内容は公表されていません。
外国企業のための中国市場進出の重要なプラットフォームとなる服務貿易博覧会——訪日本貿易振興機構北京代表部副所長草場歩にインタビュー
- 2023年の中国国際サービストレードフェア(サービス貿易交易会)は、日本を含む海外企業が中国市場に参入するための重要なプラットフォームを提供している。
- 日本貿易振興機構(JETRO)の北京代表部副所長、草場步氏は、毎年JETROがサービストレードフェアに日本企業を支援しており、昨年は多くの参加者が日本館を訪れ、出展企業は結果に非常に満足していたと語った。
- 今年のサービストレードフェアでは、JETROはオンラインとオフラインの融合をテーマに参加し、会場で日本の健康・介護やクリエイティブ産業などの商品やサービスを参加者に紹介するだけでなく、オンライン活動を通じて日本企業と中国市場をつなげている。
- サービストレードフェアに参加している日本企業の数は増加しており、JETROは今年のサービストレードフェアを日中のビジネス交流を深めるきっかけとみている。
- サービス産業は世界経済の支柱産業となっており、サービストレードの成長潜力も大きい。
- 2022年の中国のサービス貿易総額は8891億ドルで、前年比8.3%増加し、9年連続で世界第2位となった。
- 草場氏は、各国のサービストレードの形態は多様であり、2023年には世界貿易の一部を占めるサービストレードの比重がさらに上昇すると予想し、日中のサービストレード分野での協力の展望は良好であると述べた。
- また、中国も高齢化問題に直面しているが、日本は介護分野で多くの専門知識と先進的な経験を持っており、JETROは中国地方政府との協力で介護産業の交流会などのイベントを開催し、両国間の協力を強化する予定である。
中国天津市、武清区曹子里鎮のシルクフラワー制作が無形文化遺産に登録
- 中国天津市武清区曹子里鎮のシルクフラワー制作は300年以上の歴史を持っている。
- 2013年には、天津市の無形文化遺産リストに登録された。
- シルクフラワー制作は、伝統的な工芸技術として高く評価されている。
豊田自動車、システム障害により日本国内の14工場全てが停工
- 9月6日、トヨタ自動車は、先月末に発生したシステム障害で、日本国内の14の車両組み立て工場を全て停止させた原因が、データ整理作業中にディスク容量不足でエラーが発生したためだと発表しました。
- トヨタによれば、障害は8月27日に実施された定期システムメンテナンス作業で発生しました。データベース内のデータを削除および整理する際に使用されたディスクの容量が不足し、エラーが発生し、システムが停止しました。バックアップ装置でも同様の障害が発生したため、切り替えができず、結果的に29日に工場が停止しました。
- トヨタは原因を特定するための再現試験を行い、障害はネットワーク攻撃によるものではないことが確認されました。会社は「今後、メンテナンス作業の順序を調整し、再発防止対策を強化する」とコメントしています。
- この障害は、トヨタが部品を発注するためのシステムで発生し、国内の14の工場の28の生産ラインが停止しました。トヨタは代替システムを設置し、8月30日に再開されました。
日本、東南アジア支援強化 岸田首相、ASEANで支援策発表
- 岸田文雄がASEAN(東南アジア諸国連合)-インド太平洋フォーラムで演説
- 日本は東南アジア諸国に対する新たな支援策を発表
- 数字化や海洋分野での協力を重視
- 次の3年間で5000人の人材育成を目指す
- 交通基盤プロジェクトの成果を紹介し、経済発展を支援する意向を示す
- 中国やロシアの影響力が増す中、日本の存在感を高めるために支援を拡大
- 各国のデジタル化を支援し、ネットワークセキュリティの協力も提案
- 新型コロナやウクライナ情勢を考慮し、供給チェーンの強化や安定的な食糧供給も支援
- 海洋分野では、巡視船の提供や海上執法能力の強化を予定
- 電力需要の増加に応じ、安定供給への支援も約束
- 港湾、道路、鉄道などの建設分野での技術や知識の提供も継続
- フォーラムはインドネシアが主催、各国政府やビジネス関係者が参加
ウクライナ軍の砲撃によりロシア国境の村で1人が死亡
- ウクライナ軍の砲撃により、ロシアの国境村で民間人1人が死亡。
- 別の女性も砲弾の破片で負傷し入院。
- グライボロン地区は春に反プーチン派のロシア人義勇軍の越境攻撃を受けた。
- ウクライナと接するロシアの西部各州は攻撃にさらされている。
新鮮な日本海のカニが鳥取県境港で上陸、秋の到来を告げる日本的な風物詩
- 日本海の秋の到来を告げる赤津和井蟹の初出荷が始まった。
- 鳥取県境港市で、島根船籍の船が10トンほどの赤津和井蟹を捕獲し、卸された。
- 赤津和井蟹は、料理前に既に赤色を呈し、初秋の港に早朝に卸される。
- 蟹の鮮度と味の豊かさは、中間業者によって判断される。
- 一部の赤津和井蟹は、展示用に30キログラムで最高価格の7.06万円がついた。
- 中国市場で低価格で流通しているロシア産の蟹があるため、日本産の蟹の価格が年末年始の需要が落ちると下がる可能性がある。
- 漁業禁止が解除された1日から、専用のオークション会場で蟹を取り扱うことができるようになった。
- 鳥取県庁によると、これは日本国内初の赤津和井蟹専用のオークション会場であり、鳥取県が設置した。
中国福建省武夷山市で開催された第19回春茶コンテストの結果が発表される
- 中国福建省武夷山市で第19回春茶コンテストが開催された。
- コンテストでは、「大紅袍」「肉桂」「水仙」などの特等賞、一等賞、優秀賞が選ばれる。
- 茶農家や製茶企業が出品した茶が審査される。
- 同コンテストは茶産業発展センターが主催した。
和歌山市で岸田首相演説会場への爆発物投下、無職の男を起訴
- 岸田文雄首相の演説会場に爆発物が投げ込まれる事件が発生。
- 24歳の無職の男性、木村隆二が殺人未遂と爆発物取締法違反の罪で起訴される。
- 木村は沈黙を守っていたが、約3か月の鑑定拘留後、刑事責任を問うことができると判断された。
- 4月15日、岸田を殺害するために、和歌山市の演説会場に手作りのパイプ爆弾を投げ込み、爆発させた。
- 爆破事件により、近くの警察官と聴衆が軽傷を負ったが、岸田はケガをしなかった。
- 5月、木村は爆発物用の火薬を無許可で製造したとして、爆薬取締法に基づき再逮捕された。
- 鑑定拘留期間中の情景再現実験などが行われ、殺傷能力のあるパイプ爆弾と認定された。
- 岸田らへの殺人未遂容疑を追加で調査するため、警察は8月31日に木村を再び送致した。
イギリス政府、ロシアのウォグナー傭兵グループをテロ組織と規定
- ロシアの民間軍事グループであるワグナー(Wagner)は、イギリス政府によってテロ組織として指定される予定。
- ワグナーはクレムリンから資金提供を受け、ロシアの利益を世界中で促進する活動を行っている。
- ウクライナを含む複数の国で戦闘を行っており、特にウクライナでの活動が注目されている。
- ワグナーはマリや中央アフリカ共和国、スーダンなどで有望な契約を獲得し、金やダイヤモンド、鉱山権などを交換に安全・保護サービスを提供している。
- 人権団体はワグナーに大規模な拷問や大量虐殺を行っていると非難している。
- イギリス政府はワグナーの存在が英国民に対する脅威であると主張している。
- ワグナーがテロ組織として指定されることで、グループへの加入や活動支援、資金移転などが刑事罰の対象となる。
- この指定により、ワグナーの資産は「テロリストの資産」として押収可能となる。
- イギリスでの訴訟を通じて、ウクライナ人などが補償を求めることができるようになる予定。
- ワグナーは現在、以前ほど強力な組織ではなくなっており、一部のメンバーはロシア軍に参加したり、解散したりしている。
- しかし、ワグナーは依然としていくつかの国で存在感を持ち、混乱を引き起こす可能性がある。
- ワグナーの活動は軍事作戦からサイバー戦争やグレーゾーンの作戦へと移る可能性があると予想されている。
「韓国のガールズグループ「NewJeans」がソウル・ファッションウィークでフォトセッションに登場」
- 2024年春夏のソウル・ファッションウィークが開催されている。
- 韓国のガールズグループ「NewJeans」がグローバル広報大使を務めている。
- イベントは東大門デザインプラザで行われ、9日まで開催される。
- 30のファッションショーが韓国のトップブランドや新ブランドによって行われる。
ウクライナのバイラクタルTB2がロシアの巡視艇を撃破
- ウクライナ製のドローン「バイラクタルTB2」がロシアの防空システムからダメージを受け、一時的に使用できなくなっていた。
- しかし、ウクライナは修理工場を立ち上げ、一部ウクライナ製の部品を使ってバイラクタルを修復し、再び稼働させた。
- バイラクタルの復帰後、動画にはロシアの兵士がボートから荷下ろしをしている様子を被弾したバイラクタルが吹き飛ばす様子が映っている。
大阪府、IR開業の実施協定草案を公布 開業時間延期と初期投資増加
- 大阪府は統合リゾート(IR)施設を中心とした総合的な観光地を開業するための実施協定の案を公表しました。
- 進捗の変更に伴い、開業時期は「2029年秋冬」から「2030年秋季前後」に延期されます。
- 初期投資額も約1900億円増加し、およそ940億元になります。
- 大阪市が予定地で大規模な地盤沈下が発生した場合、対策費用は大阪市が負担します。
- 今後、中央政府に協定案を提出し、9月末までに署名を目指します。
- IR推進局は、大阪市の埋立材による沈下に限定して対策費用を負担すると述べています。
- 初期投資額は、計画段階では約1.08兆円でしたが、実施協定案では約1.27兆円に引き上げられます。
- 「大阪IR」の運営会社は、欧力斯集團(Euros)とアメリカのカジノ大手MGMリゾーツインターナショナルの日本法人です。
- IR予定地は、大阪市の人工島夢洲で、開業後に用地を段階的に拡大する計画です。
- 初期プロジェクトエリアは49ヘクタールであり、6ヘクタールが「拡大予定地」と指定されています。
- 大阪市は、予定地での土壌汚染や液状化の整備のために約788億円を資金拠出することを決定しました。
- 実施協定案によると、事業者が協定を解除する権利の期限は2026年9月末までです。
世界水連、ロシアとベラルーシの選手への個人参加を認める
- ワールドアクアティクス(世界水連)は、ウクライナ侵攻の影響で除外されていたロシアとベラルーシの選手に個人資格の中立の立場で主催大会への参加を認めることを発表した。
- しかし、出場できるのは個人種目のみで、各種目につき両国それぞれ最大1人となる。
- メディアの取材には応じられない。
- 世界水連によれば、67%の各国選手が、条件付きでのロシア、ベラルーシ選手の復帰に賛成していた。
- この決定は、国際オリンピック委員会(IOC)が今年の春に出した勧告に沿ったものである。
「バングラデシュのダッカ国際空港高架高速道路(第1期)が開通」
- バングラデシュの首都ダッカで、中国の山東高速集団が主導するダッカ国際空港高架高速道路(第1期)の開通式が行われた。
- この高速道路は、バングラデシュ初の高架式の高速道路となる。
- 開通式にはハシナ首相や山東高速集団の関係者が出席した。
- ハシナ首相は、高速道路の開通がバングラデシュの交通発展における新たなマイルストーンであり、市内の交通状況の改善が期待されると述べた。
- このプロジェクトはバングラデシュが最優先で開発を進めるインフラプロジェクトの一つであり、山東高速集団、中国電力建設集団、タイの企業が共同で投資・建設した。
- 総投資額は12億6300万ドルで、総延長約19.7キロ、現時点で開通している区間の長さは約11.3キロである。